ビル・パーキンス氏が書いた生き方についての本
資産は死ぬ前に子どもに与えるべき
- 子どもが 26〜 35歳のときが最善
子どもたちには、 あなたが死ぬ「前」に財産を与えるべきだ。
死んでから分け与えるのでは遅い。大切な子どもたちが、 受け取った財産を最大限に活用できるタイミング を考えてあげるべきなのだ。
「親が財産を分け与えるのは、子どもが 26〜 35 歳のときが最善」 というものだ。金を適切に扱えるだけ大人になっているし、金がもたらすメリットを十分に享受できるだけの若さも持ち合わせている
チャリティは待ってくれない
「ある慈善事業に多額の寄付がしたい。だから起業で成功し、多額の寄付金をつくるつもりだ」という友人もいた。 ここまで読んでくれた方であれば、私が彼になんと言ったかは想像できると思う。 「今すぐにその慈善事業に寄付をすべきだ」 私は、彼にそう伝えた。 起業をする資金があり、その目的が慈善事業への寄付金をつくることなら、その起業資金を丸ごと慈善事業に寄付してしまったほうがいい。 たとえ何年後かに、ビジネスが成功して、もっと大きな額を寄付できるかもしれないとしても、だ。 なぜなら、慈善事業が取り組んでいる問題は「今」起きているからだ。 それを解決するのに相応しいのは将来ではない。今なのだ。
やりたいことの賞味期限を意識する
あまり知られていないが、 人は生涯を通じて何度も小さな死を経験する。 それはつまり「人生は、次々とステージが移行していく」という普遍的なプロセスを意味する。
私達は皆、人生のある段階から次の段階へと前進し続ける。ある段階が終わることで小さな死を迎え、次の段階に移る。
私達が想像するよりも先延ばしにできない経験は多い。
非対称リスク
このような状況を、「非対称リスク」と呼ぶ。非対称リスクに直面したときには、チャンスをつかむために大胆な行動を起こすことが合理的な判断になる。極端に言えば、 デメリットが極めて小さく(あるいは、失うものが何もなく)、メリットが極めて大きい場合、大胆な行動を取らないほうがリスクとなる ということだ。
所感
- 名著枠であり、大物経営者や自分の周りの人もおすすめしていたため、期待して読んだが、刺さる部分はほとんどなかったというのが正直な感想
- 資産を増やすことにこだわりすぎてはいけない、お金よりできるだけ若い頃の体験が重要、お金で時間を買え、タイムバケットなど、自分にとっては当たり前に日頃からやっていることばかりだった