水野敬也さんの書かれた自己啓発本の不朽の名著
以下、個人的に印象に残った部分をメモ
食事を腹八分目に抑える
『一切ノ疾病ハ宿食ヲ本トス』釈迦
『宿食』ちゅうのは食い過ぎのことで、食い過ぎがいろいろな病を引き起こす
一日何かをやめてみる
一日は二四時間やろ。これは誰にでも与えられた平等な器や。 で、今、自分の器はぱんぱんに詰まってるわけやな。 会社行ったり、友達と会うたり、寝たり、マンガ読んだり、そうやって二四時間ぱんぱんにして過ごしてんねや。 その器にこれから新しいもん入れようとしても入れられへんやろ。もうぱんぱんやねんから。
さてここで質問や。そんなぱんぱんな状態から新しい生活を手に入れよう思たらどうしたらええ? 何かをやめて時間をつくる? そのとおりや。『捨てる』とも言えるな。 そうやってぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる。 それは、勝手に入ってくるもんなんや。
たとえば、自分の周りで会社辞めたやつも、意外としぶとう生きてるやろ。 それは、会社辞めることで空いた器に何か新しい仕事が入ってきとるからやねん。 とにかく、人生変えていくいうのは、そういうイメージやねん。分かる?
一日だけでええからやめてみ。そんで、そのやめた場所に何が入ってきとるか注意深く見てみいや。
人の長所を盗む
同じ世代の作曲家を研究したりマネしたりするんで有名やったんやで。 けどモーツァルトくんの演奏聴いて、誰もパクリや思わへんのや。 モーツァルトくんの曲が圧倒的に素晴らしかったからに決まってるやんか。 つまり、それだけ聞く人を喜ばせたってことや
芸術の世界だけやない。実業の世界でも同じやで。 ウォルマートの創始者サム・ウォルトンくんは自分の店にいるよりライバル店にいる時間の方が長かったて言われるくらい研究熱心やったんや。 ウォルトンくんは『自分がやったことの大半は他人の模倣だ』と公言しとるで。 あとアップルのスティーブ・ジョブズくんかて、側近の人間から『彼は人のアイデアを盗む天才だ』って呼ばれてんねん。 それをセコいとか卑怯とか、そういうレベルで見るんは、単純に上っ面しか見てへん小っさい人間やねん。 もっとお客さんのこと見んと。ええか? お客さんのために、模倣するんやで。分かったか?
サービスとして夢を語る
たとえばな、『お金持ちになりたい』ちゅうだけの夢やったら、自分のための夢に聞こえるやろ。 それ人からしたら『勝手にどうぞ』ってなるやん。 でもな、『お金持ちになれば、自分の周りの人、多くの人にチャンスを作ることができる。だから自分はお金持ちになりたい』 そういう夢やったら、他の人が聞いてて楽しくなる夢なんちゃうかな
人の成功をサポートする
「ライト兄弟は飛行機の発明には成功したかもしれへん。でも、その成功をもっと他の人のために使うことはでけへんかったんかなぁ。発明した飛行機で、より多くの人を、より早く、より快適に運ぶことを考えれば、つまり、人の成功を助けることに向かえば、ライト兄弟にも、もっと違た道があったかもしれへんな」
自分が本当に成功したかったら、その一番の近道は人の成功を助けること